「経営課題をデザインで解決！ 産学合同技術シーズ交流会－課題解決のためのデザイン－」が3月9日、三井ガーデンホテル千葉（千葉市中央区中央1）で行われる。主催は千葉市産業振興財団。

会場となる三井ガーデンホテル（過去開催の様子）

　デザイン的視点による中小企業の課題解決策を周知するため、2年間にわたり実施してきた交流会の集大成として産学合同で開催する。当日は、市内や近隣の大学等のデザインによる研究事例を集め、ポスターセッションを通して市内中小企業と大学等とのマッチングを図る。

　参加校は、千葉大学、千葉工業大学、木更津工業高等専門学校、東京コミュニケーションアート専門学校。デザインに携わる大学教授、市内中小企業によるパネルディスカッションでは、「中小企業におけるデザイン（デザイン経営）の価値提供と産学共同研究の可能性」というテーマで議論する。

　ポスターセッションは、課題を提供した企業、デザインによる企業課題の解決策を提示した大学が担当する。オーエックスエンジニアリング・千葉工業大学が担当する「設計仕様情報取得システムの実践的活用とデジタル採寸手法の構築」、ワイビーシー・吉山プラスチック工業・千葉大学が担当する「自社製品のユニバーサルデザイン化および教育コンテンツの共同研究」などが合わせて11個の課題について提案や実施例を発表する。

　千葉市産業振興財団の岩井亮介さんは「経営者や大学・研究機関の関係者、デザインがどんなことに活用できるか知りたい人、産学連携に興味がある人に参加してもらいたい。デザインによる課題解決に取り組んだ市内企業や大学等の関係者と直接交流できる。大学とのマッチングを財団がサポートする」と話す。

　開催時間は13時30分～16時30分。参加無料。入退場自由。参加申し込みは千葉市産業振興財団のウェブサイトで受け付ける。