青森県八戸市のラーメン店「だし拉麺（ラーメン）きんざん」が4月28日、イオンモール幕張新都心（千葉市美浜区豊砂1）に出店した。

代表メニューのひとつ「濃厚かつお」

　創業69年目のだし専門店「静岡屋」が運営する同店。同社3代目社長の金山明弘さんが「日本の食文化であるだしの魅力をもっと多くの人に伝えたい」と考え、2021年に開店した。

　イオンモール幕張新都心店の店舗面積は約30坪、席数はカウンター8席、テーブル34席。

　メニューは、「濃厚かつお」、「濃厚にぼし」、「濃厚こんぶ」（980円）、「淡麗かつお」、「淡麗にぼし」「淡麗こんぶ」（880円）など。だしを使って仕込んだトッピング、ご飯物、子ども向けメニューもそろえる。さんま、さばなどの期間限定だしのメニューも展開予定。店頭では、だし粉末、だし醤油、削り節などの物販も行う。

　今年3月の青森県十和田市での出店に続き、3店舗目で初の関東進出。金山さんは「持続可能な社会への貢献を目指してリニューアルを進めるイオンモールが、当店の考え方に共感してくれた。だしに興味を抱くきっかけになれたら」と話す。「漁業や農業の担い手に後継者が育たない現実を多く見てきた。ラーメンを通じて米や野菜などさまざまな消費を生み出したい」と、1次産業への貢献も目指す。

　営業時間は11時～22時。