
AI時代の『人を活かす経営』実態調査2026」。マーケティング世界会議2027の来場者・関係者158名を対象に調査。写真は同イベントで司会・総合進行を担当した株式会社アハハナ取締役・遠藤貴則。
株式会社アハハナ(本社:東京都文京区、代表取締役:遠藤蘭)は、2026年9月14日・15日に開催された「マーケティング世界会議2027(THE MARKETING WORLD CONGRESS 2027)」へのブース出展および司会・総合進行を担当するとともに、同イベントの来場者・関係者158名を対象とした「AI時代の『人を活かす経営』実態調査2026」を実施しました。
調査の結果、従業員2名以上の組織に所属する回答者の62.9%が、管理職・リーダーによる人材育成の時間が十分ではないと回答。また、47.4%が人とAIの役割分担が明確ではないと回答しました。
一方、全回答者の76.6%は、AIがさらに発達しても「最終意思決定と責任」は人間が中心となって担うべきだと回答しています。
生成AIによる業務効率化が進むなか、企業は新しい技術を導入するだけでなく、人材の強みを活かし、意思決定と育成の仕組みを整えることが求められています。
本調査は、AI時代の企業経営における人的資本活用とリーダーシップの課題を明らかにするために実施したものです。
調査結果のポイント
1.管理職・リーダーが人材育成に十分な時間を使えていない:62.9%(61/97名)
2.AIに任せる仕事と、人が担う仕事の役割分担が明確ではない:47.4%(46/97名)
3.十分に活かし切れていない経営資産として「人材の強み・経験・能力」を選択:51.3%(81/158名)
4.AIが発達しても「最終意思決定と責任」は人間が中心となって担うべき:76.6%(121/158名)
※1・2は従業員2名以上の組織に所属する回答者を対象とした集計。3・4は全回答者を対象とした複数回答の集計。
調査結果1. 約6割が人材育成の時間不足を実感
従業員2名以上の組織に所属する回答者97名に、現在の組織の状況を尋ねたところ、「管理職・リーダーが人材育成に十分な時間を使えている」という設問に対し、61名(62.9%)が「全く当てはまらない」「あまり当てはまらない」と回答しました。
生成AIは、資料作成、情報整理、分析、定型業務など、さまざまな仕事の効率化に活用されています。しかし、業務時間の削減が、そのまま人材育成や組織力の向上につながるわけではありません。
今回の結果は、AIによって生まれる時間を、部下との対話、フィードバック、育成、チームづくりなどにどう再配分するかという経営課題を考える材料となります。

従業員2名以上の組織に所属する回答者97名のうち、62.9%(61名)が「管理職・リーダーが人材育成に十分な時間を使えている」という設問に否定的に回答。AI時代における人材育成の時間確保が課題として浮かび上がった。
調査結果2. 47.4%が「人とAIの役割分担が明確ではない」と回答
全回答者158名のうち、142名(89.9%)が、生成AIを全社・部門・個人レベルで利用している、または一部で試行していると回答しました。
一方、従業員2名以上の組織に所属する回答者97名では、「AIに任せる仕事と、人が担う仕事の役割分担が明確である」という設問に対し、46名(47.4%)が否定的に回答しています。
生成AIの利用経験があることと、組織として適切な運用ルールや責任分担が整備されていることは、必ずしも一致しません。
AIに何を任せ、どの段階で人間が確認し、誰が最終責任を負うのか。技術の利用方法だけでなく、意思決定や組織運営の仕組みを設計することが重要になります。
※89.9%には個人利用および試行段階を含みます。企業全体での正式導入率を示すものではありません。

従業員2名以上の組織に所属する回答者97名のうち、47.4%(46名)が「AIに任せる仕事と、人が担う仕事の役割分担が明確である」という設問に否定的に回答。AI活用に伴う役割設計の課題が示された。
調査結果3. 活かし切れていない経営資産は「人材の強み・経験・能力」
現在、十分に活用できていないと感じる経営資産を尋ねたところ、81名(51.3%)が「人材の強み・経験・能力」を選択しました。
今回の回答者には、経営者・代表69名、個人事業主・フリーランス47名が含まれています。
小規模事業者を中心とした回答者において、既存の人材が持つ経験や能力を十分に活かすことが、経営上の課題として認識されていることがうかがえます。
人的資本の活用には、一人ひとりの能力を把握するだけでなく、個人の強みと役割の組み合わせ、コミュニケーション、育成機会、組織文化などを総合的に考える視点が必要です。

AIがさらに発達しても人間が中心となって担うべき仕事として、76.6%(121名)が「最終意思決定と責任」を選択。次いで「ビジョン・価値観を示す」(55.6%)、「信頼関係づくり」(53.2%)が選ばれた。全回答者158名、複数回答。
調査結果4. AIが発達しても、人間が担うべき仕事は「最終意思決定と責任」
「AIがさらに発達しても、人間が中心となって担うべき仕事」については、121名(76.6%)が「最終意思決定と責任」を選択しました。
AIは多様な選択肢の提示や情報の分析を支援できます。しかし、その判断が顧客、従業員、組織、社会にどのような影響を与えるかを考え、最終的な責任を負うことは、経営上の重要な役割です。
株式会社アハハナでは、AIを人間の能力を一律に代替するものではなく、人の判断や創造性、行動の選択肢を広げるための道具として捉えています。

十分に活用できていないと感じる経営資産として、51.3%(81名)が「人材の強み・経験・能力」を選択。経営者・個人事業主などを中心とした回答者において、既存の人的資本を活かすことが経営課題として認識されている。全回答者158名、複数回答。
「マーケティング世界会議2027」にブース出展、遠藤貴則が司会・総合進行を担当
2026年9月14日・15日、株式会社ウェルスクリエイションが主催する「マーケティング世界会議2027(THE MARKETING WORLD CONGRESS 2027)」が、シェラトン・グランデ・トーキョーベイにて開催されました。
同イベントには、世界的なマーケティングコンサルタントとして知られるジェイ・エイブラハム氏らが登壇。AI時代のマーケティング、企業成長、経営戦略などをテーマに、さまざまな知見が共有されました。
株式会社アハハナは本イベントにブースを出展。また、同社取締役の遠藤貴則が、主催者からの依頼を受けて司会・総合進行を担当しました。
今回の調査は、同イベントの来場者・関係者158名の協力を得て実施したものです。
マーケティングや事業成長に関心を持つ経営者・事業者などの回答を通じて、AI時代における人的資本活用やリーダーシップの課題を整理しました。

2026年9月14日・15日に開催された「マーケティング世界会議2027」の会場の様子。主催:株式会社ウェルスクリエイション。

主催者からの依頼を受け、「マーケティング世界会議2027」の司会・総合進行を担当した株式会社アハハナ取締役・遠藤貴則。

「マーケティング世界会議2027」に出展した株式会社アハハナのブース。
イベント概要
イベント名:マーケティング世界会議2027(THE MARKETING WORLD CONGRESS 2027)
開催日:2026年9月14日(月)・15日(火)
会場:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ「THE CLUB Fuji」
所在地:千葉県浦安市舞浜1-9
主催:株式会社ウェルスクリエイション
イベント公式サイト:https://jay2026.jp/
調査責任者・遠藤貴則コメント
株式会社アハハナ 取締役/法廷臨床心理学博士 調査責任者:遠藤貴則
「AIが発展するほど、人間の役割がなくなるのではなく、人間が担うべき役割を改めて考える必要があると、わたしは考えています。
今回の調査では、人材育成の時間が不足していることや、人とAIの役割分担が明確になっていないことが、回答者の課題認識として示されました。
今回、マーケティング世界会議2027において司会・総合進行を担当し、株式会社アハハナとしてブース出展する機会をいただきました。企業の成長を考える場に関わるなかで、AIをどう活用するかと同時に、人間の判断、コミュニケーション、育成のあり方を考える重要性を感じています。
わたしたちが大切にしているのは、AIを使うこと自体を目的にするのではなく、人が自分の強みを活かし、より良い判断と行動ができる環境をつくることです。
今後も、心理学・教育・コミュニケーションの実践と調査研究を通じて、人とAIがともに価値を生み出す組織づくりに取り組んでまいります。」
今後の取り組み:Human × AI Positioning Assessment β
株式会社アハハナでは、AI時代における人の能力発揮と成長を支援するため、「Human × AI Positioning Assessment β」の研究開発を進めています。
本アセスメントは、コミュニケーション、認知の柔軟性、意思決定、行動、学び方、価値観、人とAIの役割分担などについて、回答者が自身の現在の傾向を整理するためのものです。
目的は、人を固定的なタイプに分類することではありません。自分の強みを活かしながら、状況に応じて新しい行動の選択肢を増やすきっかけを提供することです。
現在はβ版の検証段階であり、心理診断、能力判定、採用・昇進等の適性判定、医療上の診断を目的とするものではありません。
Human × AI Positioning Assessment β: https://human-ai-positioning.lovable.app
調査概要
調査名称:AI時代の「人を活かす経営」実態調査2026
調査主体:株式会社アハハナ
調査責任者:遠藤貴則(株式会社アハハナ取締役/法廷臨床心理学博士)
調査期間:2026年9月6日~9月21日
調査方法:オンラインフォームによる任意回答
調査対象:「マーケティング世界会議2027」の来場者・関係者
有効回答数:158名
主な回答者:経営者・代表、個人事業主・フリーランス、役員、管理職、一般社員など
調査項目:生成AI活用状況、経営資産の活用、人的資本、人材育成、リーダーシップ、人とAIの役割分担など
調査結果の解釈に関する留意事項:
本調査は、イベント来場者・関係者を対象とする任意回答型の調査です。無作為抽出による全国代表調査ではなく、回答者には経営者・個人事業主および小規模事業者が多く含まれます。そのため、本結果を日本企業全体の状況として一般化することはできません。
また、一部の複数回答設問には、案内した選択上限を超える回答が含まれています。該当設問の集計には全回答を含み、解釈にあたってはこの制約を考慮しています。
株式会社アハハナについて
株式会社アハハナは、2015年12月21日設立の教育・研修・支援事業会社です。
「Empower with Aloha.」を理念に、心理学・教育・コミュニケーションを基盤とした企業研修、講演、ワークショップ、コンサルティング、コンテンツ制作などを展開しています。
AIP認定NLPプログラムをはじめ、リーダーシップ、人的資本の活用、コミュニケーション、人材育成、行動変容などを通じて、個人と組織の成長を支援しています。
会社名:株式会社アハハナ
設立:2015年12月21日
代表取締役:遠藤蘭
所在地:東京都文京区
事業内容:教育・研修事業、企業研修、講演、コンサルティング、コンテンツ制作等
企業理念:Empower with Aloha.
公式サイト:https://ahahanainc.com/
報道関係者の皆さまへ
本調査について、調査結果の詳細、集計データ、調査責任者への取材、AI時代の人材育成やリーダーシップに関する解説などのご相談を受け付けています。
お問い合わせ:株式会社アハハナ
公式サイト:https://ahahanainc.com/