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千葉市が平和啓発事業 千葉空襲の記憶風化させず、「ガラスのうさぎ」上映も

送呈する折り鶴の展示(生涯学習センター)

送呈する折り鶴の展示(生涯学習センター)

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 千葉市が現在、市内各所で平和啓発事業を行っている。

空襲を報じた新聞記事(生涯学習センター)

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 戦後78年を迎えるにあたり、戦争の記憶の風化を防ぎ、平和について考える機会を提供するための事業。千葉市は1945(昭和20)年6月と7月、空襲によって中心市街地の大部分を焼き尽くされる被害を受けた。現在までの復興の記憶を語り継ぐ目的もある。

 千葉空襲による被害や当時の市民生活の様子を記録した写真のパネル展を8月31日まで市内10カ所の会場で開く。「平和の折り鶴」(千羽鶴)の広島・長崎平和記念(祈念)式典への送呈も予定。送呈前の折り鶴は現在、生涯学習センター(千葉市中央区弁天3)に展示している。折り鶴展示は7月19日まで。

 7月15日には、東京大空襲で家族を失った少女を描いたノンフィクション文学をアニメ化した「ガラスのうさぎ」の上映と千葉空襲体験者の講話会を生涯学習センターで開催する。9時45分~12時。参加無料。前日までに電話またはファクス、メールで市民総務課に申し込みが必要。

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