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千葉で「RED BULL AIR RACE」 唯一の開水域レーストラックでタイムを競う

昨年のエアレースと観戦する観客

昨年のエアレースと観戦する観客

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 千葉県立幕張海浜公園(千葉市美浜区ひび野2)で6月4日・5日の2日間、モータースポーツ「RED BULL AIR RACE CHIBA 2016」が開催される。

レース会場となった海浜幕張公園

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 「Red Bull Air Race World Championship」2016年シーズンの大会。日本開催レースは、アラブ首長国連邦、オーストリアに続く3戦目。同レースは、世界トップクラスの操縦技術を持つレースパイロットたちが高速で機動性に優れたレース専用の飛行機を使い、高さ25メートルの空気で膨らませたパイロン(エアゲート)で構成する低空の空中コースを、最高時速370キロ、最大重力加速度10Gの中、操縦技術、判断力、体力、精神力の限りを尽くして3次元でタイムを競うモータースポーツ。2016シーズンは14人のパイロットが参加。1位・15ポイント、2位・12ポイントと順位ごとにポイントが決まっており、各レース後にパイロットに与えられ、最終戦終了後の獲得ポイント数でワールドチャンピオンが決定する。

 千葉は今シーズン全開催地の中で唯一の開水域のレーストラック。海上のためパイロットが指標にできるものが少なく、好天時は日光が海面で反射し、レーシングラインを正確に保つことが難しいとされている。2015年シーズン、千葉で優勝した前ワールドチャンピオンのポール・ボノム選手は「昨年の千葉のレーストラックは非常に面白かった。風によってコンディションが大きく変わってくる。南西の風が吹けば、パイロットたちは片側に寄せられてしまうだろう」と話す。

 日本からは室屋義秀選手も参戦する。日本のエアロバティック界のエースパイロットとして活躍、2009年アジア初のRed Bull Air Raceパイロットになった。「昨シーズンは『勝つためのチームづくり』を進めてきた。後半戦になるにつれて次第にいい形にまとまり、オフシーズン中も機体の調整・改造も順調に進んだので、「勝てる」状態を作り、勝ちに行くシーズンとして、「優勝」さらには「年間総合優勝」を取りに行きたい」と話す。

 10時開場、競技時間13時~16時。雨天決行、荒天中止。

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