泉谷公園（千葉市緑区おゆみ野中央）で6月4日・5日、ホタル鑑賞会「蛍のみちしるべ2016」が開催される。

イベントの明かりを制作する子どもたち

　同公園では、5月下旬から6月上旬にゲンジボタルを見ることができる。園内にはホタルを人工飼育する施設「ほたる生態園」があり、職員が産卵から放流まで飼育し園内の水路の良好な環境づくりに努めている。同イベントは、生態園の入り口から水辺までの暗い道の両側に、竹を斜めに切った筒の中にロウソクをともしたものを置き、幻想的な明かりの道を作りホタル観賞を演出するもの。明かりの製作は地元の「おゆみ野子どもまちづくりクラブ」が担っている。

　「たくさんの人と触れ合って、おゆみ野のまちを大好きなふるさとに」を掲げる同クラブは2002年、子どもたちに豊かな体験をしてもらおうと始まった。創立から関わる福谷章子さんは「竹にキャンドルがともると、大勢の人たちが感嘆の声を上げる。誰かを喜ばせるということには得難い喜びがあると信じて、毎年子どもたちと竹切りをしている。当日は優しい明かりが道を照らすので、ぜひホタルとともに楽しんでいただけたら」と話す。

　開催時間は18時ごろ～21時。