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千葉市美術館で「石井林響展」 郷土愛貫いた画家の世界観と魅力に迫る

石井林響「王者の瑞」1918(大正7)年 千葉市美術館蔵

石井林響「王者の瑞」1918(大正7)年 千葉市美術館蔵

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 「生誕135年 石井林響展 千葉に出づる風雲児」が現在、千葉市美術館(千葉市中央区中央)で開催されている。

石井林響「童女の姿となりて」1906(明治39)年 東京都現代美術館蔵

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 石井林響(りんきょう)自身の収集した文化財や他作家の作品を含めた約130点の作品を展示し、新たな視点から彼が追い求めた知られざるその世界観と魅力に迫る同展。林響は千葉県に生まれ、明治・大正の時代を駆け抜けた日本画家で、房総への郷土愛を貫いた人としても知られる。色鮮やかな田園風景画、素朴な南画や文人画へと画風をさまざまに変え、当時流行していた「歴史画」で称賛を浴びた。画家たちの中で随一の目利きとされ、古画再発見の立役者となった。

 1月5日は、8階会場入り口で「登渡神社登戸神楽囃子連」による新春獅子舞披露を予定する。姓が「石井」、名前に「天」「風」「林」「響」が付く来場者は受付で身分証を提示すると、観覧料の割引となる「おなまえ割引」も行う。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。入場料は、一般=1,200円、大学生=700円、高校生以下無料。1月14日まで。

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