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千葉市美術館で「1968年」振り返る芸術展 作品400点、映画上映会も

娑婆留闘社「獄送檄画通信(三)」(1970年、千葉市美術館蔵)©1970 Akasegawa Genpei

娑婆留闘社「獄送檄画通信(三)」(1970年、千葉市美術館蔵)©1970 Akasegawa Genpei

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 展覧会「1968年 激動の時代の芸術」が9月19日から、千葉市美術館(千葉市中央区中央3、TEL 043-221-2311)で開催される。

田名網敬一《ジェファーソン・エアプレイン ヒッピーの主張》1968年 NANZUKA蔵

 1968(昭和43)年から半世紀が経過した2018年の視点から、当時の芸術状況を、現代美術を中心に振り返る同展。「激動の1968年」「1968年の現代美術」「領域を超える芸術」「新世代の台頭」と4つのセクションに分けて展示する。既存のスタイルを打ち破る先鋭的な試みが徴的な絵画や写真、立体作品のほか、錯覚を起こすようなトリックアートや光るアート(ライトアート)など作品約400点や資料を紹介する。

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 同展概要によると、1968年前後は多くの芸術家が日本万国博覧会(大阪万博)の準備に参画した。現代美術をはじめ、演劇・舞踏・映画・建築・デザイン・漫画など周辺領域の作家たちもジャンルを超えて協力し合った背景があり、日本の現代美術において重要な時期とされているという。「磯崎新、赤瀬川原平、高松次郎、0次元、横尾忠則、宇野亜喜良、寺山修司、唐十郎、シュウゾウ・アヅチ・ガリバー、土方巽、林静一、森山大道、関根伸夫らが縦横無尽に活躍した時代の熱い雰囲気を、展覧会で感じ取ってほしい」と同館スタッフ。

 1968年当時の様子を知ることができるイベントも開催する。美術家のシュウゾウ・アヅチ・ガリバーさんによる1968年に初演されたパフォーマンスの上演や、同年オープンした伝説のディスコ「MUGEN」のプロデューサー浜野安宏さんによる講演会、大島渚監督作品「新宿泥棒日記」の上演会などを予定する。

 「千葉市民の日」の10月18日は観覧無料。会期中、1968年生まれの人は観覧料を500円にする特典も用意する。

 開館時間は、日曜~木曜10時~18時、金・土曜10時~20時。観覧料は、大人=1,200円、大学生=700円、小・中・高生無料。休館日は10月1日、11月5日。11月11日まで。