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千葉市動物公園で「世界バクの日」イベント 絶滅危惧種の実態を特別ガイド

千葉市動物公園のマレーバク

千葉市動物公園のマレーバク

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 ガイドイベント「世界バクの日特別ガイド」が4月27日、千葉市動物公園(千葉市若葉区源町)で行われる。

千葉市動物公園公園のバク舎

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 4月27日の「世界バクの日」は、絶滅が危惧されているバクの現状を広く伝え保護することを目的に2008年、制定された。同園ではこの日に合わせてイベントを企画。イベントは、同園が推進してきた学校・企業・団体との連携を含めた調査研究と教育普及活動「アカデミア・アニマリウム」の一環でもある。

 バクはジャングルや森林地帯に生息する草食の哺乳類。同園によると、生息地が壊された際には最初に影響を受ける種で、採鉱のほか、農園、道路、居住地などの建設といった人間の活動によって生息地は近年、脅かされているという。同園で飼育しているマレーバクは、現存するバクの中で最大の種であり、1986年にはIUCN(国際自然保護連合)が絶滅危惧種に指定した。

 当日は、飼育担当者によるガイド後、放飼場での給餌、採食の様子の見学などを体験してもらう。同園企画広報班の和田寛之さんによると、飼育しているのは同園で2006(平成18)年に生まれた「ビビりでイケメン」の「ユメタ」と、多摩動物公園(東京都日野市)で2019(令和元)年に生まれた天真らんまんな性格のメスの「カナエ」。和田さんは「ユメタやカナエを紹介したり、野生のマレーバクの現状について話す予定」と話す。

 解説時間は13時30分~13時45分。

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