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千葉市が縄文時代の遺跡「加曽利貝塚」発掘調査 北貝塚調査は57年ぶり

復元された竪穴住居(加曽利貝塚)

復元された竪穴住居(加曽利貝塚)

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 千葉市が9月19日、史跡「加曽利貝塚」(千葉市若葉区桜木8)北貝塚の発掘調査を始める。

史跡加曽利貝塚博物館の竪穴住居

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 加曽利貝塚は、縄文時代の貝塚を伴う集落の遺跡。市ではこれまで継続的に発掘調査を行ってきた。2017(平成29)年に「史跡加曽利貝塚総括報告書」を刊行、同貝塚の全体像を示すと共に、集落と貝層の変遷の把握など新たに解明したい課題を明らかにした。同年から南貝塚の調査を進め、今年57年ぶりに北貝塚調査に着手する。

 千葉市は今回の調査の主目的として、過去の調査区の位置確認、遺構(建物の柱など土地に刻まれた痕跡)の確認、貝層の分布と時期の確認を挙げる。

 発掘実施日の14時~14時15分は、調査担当職員による現地ガイド「フィールドトーク」を行う。参加無料(申し込み不要)。11月11日は調査の目的と成果についての一般向け説明会を行う(要申し込み、参加はインターネット、メール、往復はがきで受け付ける)。

 調査期間は11月11日まで。加曽利貝塚博物館ホームページでは今後、調査情報の定期発信を行う。

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