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千葉市動物公園で動物たちに氷をプレゼント より良い環境に向けて変化観察

氷に触れるコツメカワウソ(写真提供=千葉市動物公園)

氷に触れるコツメカワウソ(写真提供=千葉市動物公園)

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 ワークショップ「環境エンリッチメント・ワークショップ~おいしい氷を動物にあげよう」が現在、千葉市動物公園(千葉市若葉区源町)で開催されている。

クロシロエリマキキツネザルと餌入りの氷(写真提供=千葉市動物公園)(関連画像)

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 環境エンリッチメントとは、動物の福祉向上のために行うアプローチ。「動物の環境や管理方法を、動物の本来の生息環境や行動に基づいて改善・向上させるための工夫」を指す。その一つに、飼育下にある動物たちに本来必要な刺激などを提供することで、本来の行動を引き出したり、生活のさまざまな場面での選択肢を増やしたりすることが含まれる。

 ワークショップでは、涼しい環境を提供するため、果物や野菜が入った氷を動物にプレゼントする。参加者は、飼育センターの見学と餌入り氷作りを行い、動物の展示場で氷を提供し、動物たちが氷に触り、食べる様子を観察する。動物は各回で異なる。

 同園の岡部千裕さんは「こうした取り組みが、動物たちの充実した生活の支えにつながると知ってもらえたら」と話す。「私たちと同じ言葉を使わない動物たちにとって、環境エンリッチメントが必ずしも良いものになるとは限らない。その認識を持って、動物たちの行動の変化を観察し、変化からさまざまなことを感じてもらいたい」とも。

 次回以降の開催日のうち、9月8日の参加者を募集している。開催時間は10時~13時30分(11時~13時は休憩時間)。参加無料(別途入園料が必要)。募集人数は各回15人。応募はメールで受け付ける。

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