国の特別史跡の加曽利貝塚(千葉市若葉区桜木)が6月、縄文体験プログラム「考古学者のお仕事体験&縄文あそびコーナー」をリニューアルした。
新たにペーパークラフト登場する「ハート形土偶」と「かそりーぬ」
民間企業の企画を導入し、1月からスタートした縄文体験プログラム。「縄文あそびコーナー」は、段ボールで、はさみを使わない土偶ペーパークラフト作りに挑戦するもの。遮光器土偶・みみずく土偶・山形土偶の3種類のメニューに加え、新しくハート型土偶・かそり―ぬ土偶が加わり全部で5種類になった。色や文様を入れて、オリジナルの土偶を作り、家に持ち帰ることもできる。「考古学者のお仕事体験コーナー」は特設の発掘広場を用意し、発掘道具の使い方や遺物の取り上げ方を学びながら発掘調査を体験する。
東京都江戸東京博物館で開催中の「発掘された日本列島2018」展では、加曽利貝塚が初出展。幅3メートルの貝層断面、埋葬されたイヌ、異形台付き土器など特色のある51点の出土品を展示している。毎年8千件近い全国の発掘調査の中から、注目すべき遺跡を選び、出土資料を展示し全国を回る同展。東京を皮切りに石川、岐阜、広島、川崎の5館を来年2月17日まで巡回し、加曽利貝塚を含め17遺跡546点を紹介。遺跡の魅力を広める。
開館時間は9時~17時。月曜休館。入館無料。