泉谷公園(千葉市緑区おゆみ野中央)で6月2日・3日、ホタル鑑賞会「蛍のみちしるべ2018」が開催される。
同園の「泉谷」の名称は、元禄時代に泉谷と呼ばれる谷筋に出る湧水が由来。1984(昭和59)年に園内に、ホタルを人工飼育する施設「ほたる生態園」を開設した。5月下旬から6月上旬にかけて、園内の水辺で光るゲンジボタルを観賞しようと多くの市民が訪れる。
同イベントは、生態園の入り口から水辺までの暗い道のりを、竹を斜めに切った筒の中にロウソクをともし幻想的な明かりの道を作り、ホタル観賞を演出するもの。おゆみ野の風物詩となっている。制作を地元の「おゆみ野子どもまちづくりクラブ」が担っている。
同クラブは保護者会活動や地域活動をしてきた大人たちが中心となり、子どもたちに豊かな体験をしてもらおうと2002年に発足。緑公園緑地事務所や昭和の森協力会や地元の協力を得ながら、大人子どもそれぞれできることを分担し竹のキャンドルの準備を進めた。
関連イベントとして、6月2日11時から公園入り口近く「ちばぎんおゆみ野ホール」で「第八回ほたるの里の音楽祭」が開催される。おゆみ野在住のアーティスト、地域の中学校の合唱部が出演するコンサートとなっている。
運営に関わる福谷章子さんは「ホタルが飛ぶまでの時間は音楽を聴き、ゆっくり泉谷公園を散歩し、暗くなったら菖蒲田奥のせせらぎで、ホタル観賞をどうぞ」と話す。
開催時間は18時頃~21時。入園無料。ホタル鑑賞は6月上旬頃が見頃。