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ライオンに「歯磨き用」のヘチマタワシ 千葉市動物公園で児童ら贈る

ヘチマタワシに飛びつく「アレン」

ヘチマタワシに飛びつく「アレン」

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 千葉市動物公園(千葉市若葉区源町)で11月10日「ライオンにヘチマ100本プロジェクト」に参加した市内小学校から、ライオンの歯磨き用に栽培されたヘチマの贈呈式が行われた。

ヘチマ歯磨きをする「アレン」

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 同プロジェクトは同園が「子どもたちに動物のためにヘチマを育て、プレゼントすることで動物に興味を持ってほしい」と5月に立ち上げたもの。水やりなど児童の手で育てられたヘチマは、乾燥してヘチマタワシとして完成、458本を贈呈した。贈呈式にはプロジェクトに参加した千葉市立源小学校、草野小学校、幸町小学校などの児童約240人、同園からは石田戢(おさむ)園長、ライオン飼育担当者、マスコットキャラクター「アレンくん」も出席した。

 源小代表の北島美稀さんは「動物園のために何か恩返ししたいと頑張った。特に、ヘチマの皮向きと種取りが大変だった」とあいさつで話した。

 ヘチマはライオンが遊びながら噛みつくことで歯磨き効果があるという。現在、同園では2頭のライオン「トウヤ」「アレン」がいるが、1週間に1本のヘチマを2頭のライオンに与えると年間100本以上のヘチマが必要になる計算。

 石田園長は「ヘチマのきっかけは、ライオンが寝ていることが多く退屈しているようなので、運動兼ねた遊びと健康を考え、猫をヒントに考えた。動物を好きになってもらい、動物のことをたくさん知って、心豊かな子どもに育ってほしい」と期待を込める。

 飼育員によって、ヘチマがライオン舎2階からつり下げ投げ入れられると、アレンが歩み寄り飛びついた。様子を見守っていた児童や関係者から大きな歓声が上がった。

 開園時間は9時30分~16時30分。水曜休園。入園料は、大人(高校生以上)=700円、中学生以下無料。

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