千葉市の加曽利貝塚(千葉市若葉区桜木)で11月3日~5日の3日間、「縄文秋まつり」が開催される。
同貝塚は、直径140メートルでドーナツ形をした縄文時代中期の北貝塚と、長径190メートルで馬のひづめの形をした後期の南貝塚が連結し8字形をしている。貝塚の周りには、当時の人々が暮らした跡が広がる。10月13日に貝塚として日本で初めて特別史跡に指定された。3000年以上前の人々の生活を体験したり、当時のグルメを味わったりすることで、「縄文時代や貝塚への理解を深めてほしい」とさまざまな企画を用意する。
火おこし、弓矢、縄文服の試着、縄文かるた、貝アクセサリー制作などを体験できるほか、貝塚の発掘調査の現場も見学できる。縄文グルメコーナーでは、日替わりで「イボキサゴスープ」「いのしし肉のソーセージ」、縄文土器で作る「ゆで卵」「ゆで栗」「焼き芋」を無料で振る舞う。ステージでは太鼓演奏、石器による魚の解体ショーも。
販売コーナーでは、どんぐりクッキーや同貝塚のマスコットキャラクター「かそりーぬ」のラテアートも登場予定。11月6日発売の「加曽利貝塚特別史跡指定記念切手」(1,200円)も期間中、1日100セットを先行限定販売する。
開催時間は10時~15時。入場無料。雨天一部中止。