千葉ポートアリーナ(千葉市中央区問屋町)で5月25日~28日、「2017 ジャパンパラウィルチェアーラグビー競技大会」が行われる。
ウィルチェアラグビーはバスケットボールと同じ広さのコートで行い、ボール保持者が乗っている車いすの前後輪4輪のうち2輪が相手側のゴールライン上に達すると得点となるスポーツ。パラリンピック競技で唯一、車いす同士のぶつかり合いが許されている。試合では、攻撃型車いすを素早く操作して得点をあげるシーンや、守備型車いすを巧みに操作し、車いす前方から飛び出たバンバーを使って相手をブロック封じ込めるプレーなども見どころ。
出場チームは、世界ランキング1位のオーストラリア、2位のアメリカ、3位の日本。日本はチームを強化するため、過去アメリカ、カナダ代表チームを歴任しているケビン・オアーさんがヘッドコーチに2月に就任。日本代表にとって世界レベルでの強化試合となり、今後を占う重要な大会となるという。決勝は28日13時からを予定する。
キャプテンを務める池透暢(いけゆきのぶ)さんは、「世界トップレベルの戦いでウィルチェアラグビーのファンを増やし、東京2020へ向けた大きな一歩を踏み出したい。金メダルへの期待と挑戦も含め、全力を尽くし、見応えある試合を魅せたい」と来場を呼び掛ける。
大会期間中、競技用の車いすの操作、タックルの衝撃を実体験できる体験会を実施。3位決定戦、決勝戦のハーフタイムでは、千葉敬愛高校のダンス部がダンスを披露する。
試合開始時間は25日=11時~、26日・27日・28日=10時~。入場無料。