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旧千葉公園体育館で解体前に見学会開催 市民が床と壁にラストメッセージ

床に書かれたメッセージ

床に書かれたメッセージ

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 千葉公園体育館解体前見学会が8月15日、旧体育館(千葉市中央区弁天3)で行われた。

旧千葉公園体育館の入り口

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 同館は4月、千葉公園総合体育館「YohaS(よはす)アリーナ~本能に、感動を。~」の完成に伴って閉館した。見学会は、解体前に市民が旧体育館での思い出を振り返る機会を設けるため、千葉市が企画した。

 旧体育館は、1956(昭和31)年に県営の体育館として建設され、1972(昭和47)年に市に移管された。スポーツや式典の会場として利用されてきたが、老朽化で67年の歴史に幕を下ろした。

 当日は市民の出入りを自由とし、体育館の床や壁にメッセージを記入できるようにマジックペンを貸し出した。見学会が終了する15時前には、バスケットボール、剣道、バレーボール、バドミントンなどさまざまなスポーツで同館を利用した市民からの「お世話になりました」「長い間おつかれさまでした」「思い出をありがとう」など感謝やねぎらいを表す多くのメッセージが壁や床に書かれた。「このコートで無敗でした」「千葉市バレーボーラーの聖地でした」といったメッセージも見られた。

 住民団体による同館の歴史を紹介するパネル展示も併せて行われた。

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