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千葉・若葉区の農園、ブランド「千」認定のメロン販売 産地再生への思いも

園主の齊藤憲次さん

園主の齊藤憲次さん

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 ブランド「千」認定のメロンが現在、ちはる農園(千葉市若葉区中田町)で販売されている。

ちはる農園(若葉区中田町)

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 メロン、イチゴ、枝豆を栽培している同農園。メロンは「千葉快晴メロン」という名称で千葉市の食のブランド「千(せん)」に認定されている。

 「千葉快晴メロン」について、園主の齊藤憲次さんは「イチゴの季節が終わった後、同じ棚(高設ベンチ)を利用して栽培している。空中に実が生るため、風通しが良くなり病気になりにくい。特徴は1玉2~3キロという重さ。パールシャワーという全国でも数人しか作っていない珍しい品種」と話す。商業施設でのフェアなどを除くと、農園に隣接する直売所限定での販売という。8月11日~13日には、そごう千葉店(中央区新町)で行われる「夏の千葉市 食のブランド『千(せん)フェア』」に出品する。

 若葉区中田町は、以前はメロンの生産組合をもつメロンの生産地だった。消費量の減少と共に生産農家も次第に減った。齊藤さんは「私が2012(平成24)年に農園を始めた時、メロン農家はほぼなくなっていた。またここでおいしいメロンを生産して、買いに来てくれる人が増えることで、自分も農家を始めようという人が出てきてくれたら」と期待を寄せる。

 直売所での販売は8月18日までを予定する。

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