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千葉・県立美術館で香取秀真展 鋳金工芸の先駆け、文化勲章受章者の作品を展示

展示されている香取秀真の「雷文鋳銅花瓶」1931年。

展示されている香取秀真の「雷文鋳銅花瓶」1931年。

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 展覧会「香取秀真 ー近代金工と古典ー」が現在、千葉県立美術館(千葉市中央区中央港)で開かれている。

香取秀真「牛伏寺梵鐘」1949年 

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 本覧では、鋳金工芸作家・香取秀真(ほつま)の代表作品「香炉」、「茶の湯釜」、「花瓶」などの約20点を展示。晩年に手掛けた長野県松本市の寺の「梵鐘(ぼんしょう)」の資料および写真を紹介する。

 香取秀真は、千葉県印旛郡船穂村(現在の印西市)に生まれ、東京美術学校(現在の東京藝術大学)を卒業後、パリ万国博覧会で銀賞碑を受賞するなど国際的に活躍。金工史を体系的に研究し、「金工史談」などを書き著した。数々の功績から1953(昭和28)年、鋳金家としては初めての文化勲章を受章している。

 開催時間は9時~16時30分。入場料は、一般=300円、高校生・大学生=150円、65歳以上・中学生以下は無料。月曜休館。7月4日まで。

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