千葉市美術館(千葉市中央区中央)が7月11日、リニューアルオープンした。
開館25周年に当たり、中央区役所として利用されていた4階、5階部分を美術館フロアとして拡張リニューアルし、地下1階から11階までの1棟全てが美術館施設となった。
1階にはカフェ「Café de seizan」(約9坪)、ショップ「バチカチバ」(約30坪)を新設。今後は、地下1階にバル(約42坪)、11階にレストラン(約44坪)が順次オープンする予定。カフェ、バル、レストランは「優雅亭 盛山(せいざん)」(若葉区加曽利町)を営む「山盛」が運営する。千葉県船橋市内の就労継続支援B型作業所「ろーずまりー」(船橋市田喜野井)とスタッフ派遣などを連携し、同作業所で製造したパンを販売する。
4階の「つくりかけラボ」では外部から講師を招き、ワークショップ形式で運営する。12月13日までは、建築家・遠藤幹子さんによる「おはなしこうえん」を開講する。会場では、新型コロナウイルス感染症対策として、三密を避けるためにスペース内の利用を制限するほか、オンラインでワークショップに参加できる仕組みも導入する。同フロアには、蔵書を4500冊に増冊した「図書館」、市民がワークショップを提供する「市民アトリエ」なども設置する。
5階の市民提供型ワークショップルーム「みんなでつくるスタジオ」は、市民から公募した講師が美術館と共同でワークショップを行う。収蔵品を展示する「常設展示室」では9月6日まで、動物をモチーフにした日本美術作品を集めた企画展「帰ってきた!どうぶつ大行進」を開催している。
開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。企画展観覧料は、一般=800円、大学生=500円、小・中・高校生無料。7月20日、8月3日・17日休館。