千葉市美術館(千葉市中央区中央)が7月11日、リニューアルオープンする。
同館は開館25周年に当たり、区役所だった従来のフロアを拡張。建物全てを美術館フロアにしたほか、常設展示室、アトリエ、図書室、ワークショップルームなども新設した。
常設展示室は、同館の収集テーマ「近世から近代の日本絵画と版画」「1945年以降の現代美術」「千葉市を中心とした房総ゆかりの作品」に沿った約1万点のコレクションから毎月テーマを変えて作品を紹介する。「子どもアトリエ(つくりかけラボ)」では、「五感で楽しむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」のテーマに併せ、アーティストが滞在し来館者と関わりながら作品制作を行う。美術にまつわる図書を約4500冊そろえた「図書室(びじゅつライブラリー)」、絵の具遊びや陶芸、ダンス、演劇などの表現が生まれる場として「ワークショップルーム(みんなでつくるスタジオ)」も増設する。
リニューアルと開館25周年に併せた企画展も行う。江戸時代の絵画や版画を中心に、約230点の動物イメージを紹介する「帰ってきた!どうぶつ大行進」を9月6日まで開催する。常設展示室では、「千葉市美術館コレクション名品選2020」を予定、「描かれた千葉市と房総の海辺/美人画百花 描かれたひとびと/特集 草間彌生」を8月2日まで行う。
開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。企画展観覧料は、一般=800円、大学生=500円、小・中・高校生無料。休室日は7月20日、8月3日・17日。