企画展「ほにゅうるい」が現在、千葉県立中央博物館(千葉市中央区青葉町)で行われている。
同館開館30周年記念企画展の同展。世界の陸・海に生息する、哺乳類の剝製や骨を展示するほか、「ほ乳類の多様性」をテーマに掲げ、人間とほ乳類、ほ乳類同士の骨格の違いを比較して、哺乳類のかたちの不思議や暮らし方を紹介する。
ジャイアントパンダ、カモノハシ、ホッキョクグマ、タヌキなど、世界の珍獣から動物園で見られる身近な動物まで、剝製や骨を実際に触れて哺乳類のしくみを学ぶことができる。千葉県のほ乳類の絶滅危惧種「アカギツネ」「スナメリ」、外来種の「キョン」「アカゲザル」などの標本展示、2017(平成29)年夏に勝浦市に漂着したツノシマクジラの全身骨格の一般公開も行う。
関連イベントとして、8月4日は鴨川シーワールドの勝俣浩さんによる「かいじゅう(海獣)のはなし」、9月15日は埼玉県農業技術研究センターの古谷益朗さんが「まるで忍者!身近に暮らす動物のすがた」の講演を予定する。8月18日はスマートフォンアプリを使って哺乳類の頭骨を3D画像で撮影する「哺乳類の頭骨の3D撮影教室」、9月8日は千葉市動物公園から来たアルパカのミッティーちゃんと触れ合える「アルパカとふれあいたいけん」、9月22日は哺乳類の骨や毛皮に触れられる体験型イベントも用意する。8月11日は同館オリジナルのフィギュア、9月1日はクジラのペーパークラフトを作成するワークショップも行う。
開館時間は9時~16時30分。休館日=9月2日・9日・17日。入場料は、大人=500円、高校生・大学生=250円、中学生以下・65歳以上無料。9月23日まで。