そごう千葉店ジュンヌ館(千葉市中央区新町)2階「コトコトコワーキングスペース」で11月25日、オープン1周年記念イベントが行われた。
同所は昨年「コト発想」の体験型専門館をコンセプトにリニューアルした、そごう千葉店専門館「ジュンヌ」に日本初の百貨店「コワーキングスペース」としてオープンした。店舗スタッフによるとこの1年間、フリーランスやテレワークを行う仕事の場、勉強や趣味などに使える時間貸しの集中スペースとして使われ、利用者同士の協働や趣味のコミュニティーなど広がりを見せているという。
1周年イベントは利用者の一人、劇団みちたかさんが所属する千葉市の地域活性を掲げ活動する団体「ちば文化センター」がプロデュースした。千葉市をイメージする手作りの土産物展示や、社名にちなんだ「パクチーの早食い競争」、映画「カメラを止めるな!」の仮装で行う「ケーキカット」などを行った。会社員、公務員、教員、フリーランス、社長、主婦、学生などさまざまな立場の参加者たちから歓声が上がった。
この日の司会を務めた劇団みちたかさんは「1周年を盛り上げるとともに、『ちば文化』を楽しんでもらおうとの思いから企画した。コトコトから発信する文化の広がりに期待したい」と笑顔を見せる。
コトコトは、カウンター席やソファ席、個室ブースなど計31席を備え、高速Wi-Fi、プリンター、コーヒーや紅茶などが利用できるホットドリンクバーも設置する。コワーキング利用のほか、セミナー、ワークショップの会場利用にも対応する。
同所の運営会社「パクチー」の坂本純子社長は「千葉駅から近く利便性が高い。多くの商品が並ぶ百貨店の中に仕事の拠点やセカンドオフィスを持つ事も面白いのでは。ライターやイラストレーターなどの仕事に役立つ技術を勉強できる場にもしていきたい」と話す。
営業時間は10時~20時。利用料金は、1時間=500円、2時間=900円、3時間=1,300円、終日=1,800円。