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千葉市民ギャラリーで企画展「稲毛の夏休み」 埋め立て前の海辺の街の記憶たどる

遠足の小学生の様子(もり海苔店撮影)

遠足の小学生の様子(もり海苔店撮影)

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 千葉市民ギャラリー・いなげ(千葉市稲毛区稲毛)」で7月3日から、企画展「稲毛の夏休み~海辺の記憶を伝える~」が始まる。

幕張小学校所蔵の扇風機 

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 埋め立て前の稲毛の海を「夏休みにタイムスリップ」してたどる同展。当時使われていた漁具、農具、民具や写真を「夏休みに稲毛に遊びにきた都会の子ども」目線で紹介する。

 企画に当たり、幕張小学校所蔵の昭和の扇風機など、当時の様子が分かる資料を市内の施設や地域の住民の協力で集めた。

 稲毛は1888年(明治21)年に千葉県初の海水浴場として開設し海辺の保養地として、県内外から観光客が訪れた。貝の採取やのりの養殖も盛んで半農半漁の街としても知られる。遠浅の海は、昭和30年代から大規模な埋め立て事業が行われ現代の海岸線になった。

 7月8日は関連イベントとして、元千葉市編さん委員の西川明さんが稲毛の記憶を振り返る「いなげお話会 part10」(10時30分~、参加無料)を行う。

 開館時間9時~17時15分。月曜休館。入場無料。7月16日まで。

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