千葉の海辺で自然観察会 希少な鳥、コアジサシが見られる可能性も

自然観察会の様子

自然観察会の様子

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 検見川の浜(千葉市美浜区)で6月24日、「平成29年度第1回ふれあい自然観察会」が開催される。主催は千葉市。

営巣中のコアジサシ

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 自然環境に対する関心を持ち、親しむ機会を市民に提供し、環境に配慮した生活や行動につなげてもらう目的で実施している同観察会。年に3回ほど行われ、回ごとにテーマを設ける。

 今年の初回は「コアジサシと浜辺の生きものに会いたい」がテーマ。初夏の潮風を浴びながら浜辺の生きものを観察する。希少な鳥、コアジサシが営巣している可能性もあるという。

 コアジサシは、体長約28センチのチドリ目カモメ科の渡り鳥で、冬場はニュージーランドなどの南方で越冬し、夏場に繁殖のため日本に飛来する。環境省のレッドリストで、絶滅の危険性が高いと判断された危急種(ききゅうしゅ)の指定を受けている。1993年に市のシンボルとして「市の鳥」に制定され、2003年には検見川の浜で、人工海浜としては日本で初めてとなる営巣が認められ、その後も確認されている。

 当日は8時50分、市立海浜病院前集合。開催時間は9時~12時。参加費は50円(保険料)。服装は長袖、長ズボン、長靴、帽子。参加者は筆記用具、飲み物、雨具を用意する。定員は40人。申し込みは6月12日まで。問い合わせは環境保全課自然保護対策室(TEL 043-245-5195)。

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