プレスリリース

松戸から世界へ──市民参加型のアート&サイエンス・プロジェクト始動千葉県松戸市・科学と芸術の丘で「The Garden Experiment」を日本初展開

リリース発行企業:科学と芸術の丘実行委員会

情報提供:


Photo:YoshiakiSuzuki

8年目を迎える千葉県松戸市の国際フェスティバル「科学と芸術の丘2025」(2025年10月24日(金)~26日(日)開催)は、在日スイス大使館・科学技術部の協力のもと、スイスおよび国内の研究機関と連携し、市民参加型のアート&サイエンス・プロジェクト「The Garden Experiment」を開始します。EUで注目される「Citizen Science(市民科学)」を、国内でも大規模に展開する市民参加型のアート&サイエンス・プロジェクトとして実施し、市民が主体的に微生物研究に関わる取り組みです。

いま、世界各地で土壌に生きる微生物たちが脅かされています。本プロジェクトでは健全で多様な微生物が息づく土を取り戻すために、松戸市が全面的に協力し、市内をはじめ関東圏の多くの市民と協働し、国際的な研究や体験を通じて「目に見えないマイクロバイオーム(微生物コミュニティ)」と向き合います。

本プロジェクトは在日スイス大使館・科学技術部と「科学と芸術の丘」のディレクターチームを中心としたMISAF Labが主導し取り組み、芸術、科学、自然の融合により、地域から国際的な交流と新たな知の創造を目指します。スイス国立研究拠点(NCCRマイクロバイオーム)でも同様の取り組みが先行して実施されており、「科学と芸術の丘」が初めて海外機関と協働して取り組む長期プロジェクトとなります。

2025年10月11日には松戸市内にてキックオフイベントを開催し、市民のみなさまが参加できる体験プログラムを実施予定です。参加方法やプロジェクトの最新情報は公式Webサイトからご覧いただけます。
プロジェクト詳細:https://science-art-matsudo.net/topics/R4KO1Tot

市民とともに積み重ねられた研究や活動の成果は、2026年に開催予定の「科学と芸術の丘2026」にて、アート作品として展示されます。科学と市民の協働によって生まれる新しい表現が、「科学と芸術の丘」の場を通じて国内外に発信される予定です。


Photo:Yoko Shimizu

Photo:Yoko Shimizu


Photo:Hajime Kato

Photo:Yoshiaki Suzuki


キックオフイベント概要

日時: 2025/10/11(土) 1.11:00~13:00 / 2.14:00~16:00 ※30分前開場
会場: 松雲亭 (戸定が丘歴史公園内)
参加費:無料
参加人数:各回40人(申込多数の場合は先着順)
申込みフォーム:https://forms.gle/p4JYCei4axPxPTjH9

登壇者

・宮崎 亮(産総研バイオものづくり研究センター 研究チーム長)


昆虫の腸内や土壌など、多様な環境に生息する微生物の適応と進化に興味を持って研究しています。その進化の根底にある、微生物間の複雑なネットワークと相互作用を、様々な技術を使って解き明かそうとしています。




国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST)バイオものづくり研究センター 微生物システム創発研究チーム


微生物システム創発研究チームは、分子微生物生態学を研究しており、微生物集団の集団的機能、適応、進化を理解するために、細胞の個性に着目しています。同研究室が属する日本最大級の公的研究機関である産業技術総合研究所(AIST)は、日本の産業界および社会有用な技術の創出と実用化を目指し、革新的な技術シーズの商業化を「橋渡し」する役割も担っています。




・Anne-Mai Do(スイス大使館 東京科学技術事務所 副所長)

photo:photo: Ayako Suzuki
ローザンヌ大学及びヌーシャテル大学にて環境科学の学士号、生物地球科学の修士号を取得後、2023年に在日スイス大使館東京科学技術事務所(STO)に勤務。在任中、人工知能、ロボティクス、量子技術など多様な分野にわたるERI関連プロジェクトに携わる機会を得ました。微生物学への関心は、修士論文でブドウ畑の土壌微生物群集に対する生物農薬の影響を研究したことがきっかけです。The Garden ExperimentにおいてSTO東京を代表できることを光栄に思います。



在日スイス大使館・科学技術部


在日スイス大使館・科学技術部は、教育・研究・イノベーション分野において、スイスと日本を結ぶ役割を担っています。大学、研究機関、スタートアップ、スタートアップ支援機関、オープンイノベーションの担い手、政府機関などの多様な関係者をつなぎ、特に好奇心や創造性、活力と柔軟な発想を持つ精神に基づいた取り組みを後押しすることで、知識・アイデア・人材の国際的な連携を推進しています。分野や文化の垣根を越えた交流を推進し、スイスの強みを国際的に発信するとともに、革新的な発想や持続的なパートナーシップが生まれる環境を支えています。




・清水陽子(MISAF Lab バイオアーティスト / 科学と芸術の丘 共同創設者)


科学と芸術の丘の設立ディレクターでアーティスト。生物学と化学のバックグラウンドを持ち、企業のクリエイティブディレクター及びコンサルタントとしてキャリアをスタートし、その後に自身のラボを立ち上げ、科学と芸術を融合した革新的な技術やインスタレーションを開発し、世界中の企業、行政機関、ミュージアム、大学と協業。クリティブな街づくりや都市開発のプロジェクトにもディレクターやアドバイザーとして参画。国際イベント、会議、教育機関での講演も行う。オーストリアのクリエイティブ機関「アルスエレクトロニカ」にて、クリエイティブ・ビジネス・イノベーション統括(Head of Creative Business Innovation)を経て、現在はアンバサダーも務める。



・関口智子(MISAF Lab 地域連携 / 科学と芸術の丘 前ディレクター)


科学と芸術の丘2021を運営する0!で2020年~2024年までディレクターを務める。前職ではサイトやWebコンテンツ等のディレクターとしてプロジェクトマネジメントの経験を積んだ後、表現をする人を応援したいというモチベーションから独立。omusubi不動産 企画広報チーム・マネージャーとして参画。omusubiではジャズ担当。




MISAF Lab


MISAF Labは、「科学と芸術の丘(Matsudo International Science Art Festival: MISAF)」のコアメンバーを中心とする研究開発チームです。バイオロジー、エコロジー、都市計画、社会連携、アート、デザイン、演劇など、分野横断的で多様な専門性を持つメンバーから構成されています。アートとサイエンスの幅広いパートナーと協働し、プロジェクトの立ち上げから実装、発表、社会対話に至るまでのプロセスを通じて、国内外の社会課題に創造的に取り組むとともに、未来社会への貢献を目指しています。




本プロジェクトの今後の予定

キックオフイベント:2025年10月11日(土)(松戸市内)
本プロジェクト:2025年~2026年(予定)
詳細(公式サイト):https://science-art-matsudo.net/topics/R4KO1Tot

プロジェクト情報

キックオフイベント主催:在日スイス大使館・科学技術部、科学と芸術の丘
研究開発チーム:在日スイス大使館・科学技術部、NCCRマイクロバイオーム、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 バイオものづくり研究センター 微生物システム創発研究チーム、MISAF Lab
助成:サカエ・シュトゥンツィ基金
協賛:株式会社生物技研、株式会社ビーテック、株式会社むかしの堆肥
協力:松戸市


開催概要(2025年)

科学と芸術の丘2025
会期:2025年10月24日(金) / 25日(土) 10:00 ~ 16:30 、26日(日) 10:00 ~ 16:00
会場:千葉県松戸市(戸定邸、松雲亭、戸定が丘歴史公園、松戸中央公園、松戸市内各所)
料金:一般 1,000円、高校生・大学生 900円、松戸市市民割 500円(在住/在勤/在学の方)、中学生以下 無料
*一般、高校生・大学生の当日券は各500円増し

主催:松戸市、科学と芸術の丘実行委員会
企画運営:科学と芸術の丘実行委員会
パートナー:在日スイス大使館・科学技術部 、オーストリア文化フォーラム東京、NCCRマイクロバイオーム、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 バイオものづくり研究センター 微生物システム創発研究チーム
協力:Ars Electronica(アルスエレクトロニカ)、千葉大学園芸学部 応用昆虫学野村研究室、遅四グランプリ実行委員会、あーとえきっぷ、戸定祭実行委員会、松戸アートピクニック実行委員会
プロジェクト助成:サカエ・シュトゥンツィ基金
協賛:株式会社生物技研、株式会社ビーテック、株式会社むかしの堆肥、株式会社アトレ、京葉ガス株式会社、マブチモーター株式会社、プラーレ松戸、イトーヨーカ堂 松戸店、KITE MITE MATSUDO、株式会社千葉銀行、株式会社千葉興業銀行、東京ベイ信用金庫
ツアーサポート:松戸シティガイド
後援:JOBANアートライン協議会、松戸商工会議所、一般社団法人松戸市観光協会、公益財団法人松戸市文化振興財団、公益財団法人松戸市国際交流協会、松戸市教育委員会
助成:令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業

※内容は予告なく変更する場合があります。

10/23(木) 14:00~メディアの皆様向けプレスツアーを開催
開催に先駆け、メディアの皆様向けにメイン会場にてプレスツアーを実施します。来日を予定している今年のアルスエレクトロニカでの受賞アーティストをはじめ、出展アーティストへの直接のご取材も可能です。
日時:2025年10月23日(木) 14:00~15:30
会場:戸定邸・松雲亭・戸定が丘歴史公園
参加方法:【https://forms.gle/ad79ZrvuaGZSnCbS8】よりお申し込みください。


本件に関するお問い合わせ
科学と芸術の丘 広報:関口・松本
e-mail:pr@science-art-matsudo.net / 電話:047-712-1593(松戸市文化スポーツ政策課 平日8:30~17:00)
*広報用画像はこちらよりダウンロードください ???
https://drive.google.com/drive/folders/1yDPEofYjeCdwITly_iiAwyPwIxcgfp-7?usp=sharing

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