千葉市とイオンモール幕張新都心(千葉市美浜区豊砂1)が3月13日から、家庭で余っている食品類を回収し、必要とする人に提供する取り組み「フードドライブ」を行っている。
千葉市ではこれまでも家庭・飲食店での食品ロスの削減に向けた取り組みを進めてきた。フードドライブは、2022年12月~2023年2月に初回を実施。新生活に向けた準備や引っ越しに伴う片付けなどで食品ロスが増える3月に第2回を行う。
同市環境局資源循環部廃棄物対策課の齋藤有紀子さんは「食品を無駄にしないという気持ちを持って、食べないものをゴミとして捨てるのではなく持ち込むことで、食品ロスに貢献していただけたら」と話す。JR京葉線の新駅・幕張豊砂駅開業を控えたタイミングでイオンモール幕張新都心に回収ボックスを設置したことについて、「フードドライブはもっと広めていきたい取り組み。これから人がより増えていく場所で開催したいと考えた」とも。
回収した食品は、福祉施設、団体、個人への提供活動を行う地元ボランティア団体「フードバンクちば」を通じ、地域の福祉施設や食品を必要としている人に配布する。
回収品目は、穀類(お米、麺類、小麦等)・保存食品(缶詰、瓶詰等)・インスタント・レトルト食品 ・乾物(のり、豆など)・菓子類 ・飲料(ジュース・コーヒー・お茶等)・調味料各種、食用油 ・ギフトパック(お中元・お歳暮等)。条件として、賞味期限が明記されていて、かつ2カ月以上ある物、常温で保存できる物 ・未開封の物、破損がない物 、米は令和3・4年産の物(玄米可)。アルコール類不可。
回収場所はイオンモール幕張新都心ファミリーモール1階エコインフォ前の回収ボックス。回収期間は3月13日~26日10時から21時。