「第21回ベンチャー・カップCHBA」が11月25日、三井ガーデンホテル千葉(千葉市中央区中央1)で行われた。主催は千葉市産業振興財団(中央区中央2)。
千葉市発の新たなビジネスの創出を目的に開催する同発表会。事前に選ばれた一般部門5プランと、学生部門のグランプリが登壇した。
一般部門では、「『見える』がん治療薬の事業化」を提案した「リンクメッド」がグランプリを受賞した。「AI・IoT賞」は「輝翠TECH(キスイテック)」の「AI、IoTロボット技術による農業の人手不足解消」、「SDGs賞」は「ナイスシーズ」の「環境と人に優しい『SAE次亜塩素酸水』製造・販売」がそれぞれ受賞した。優秀賞は「Vanwaves(ヴァンウェイブス)」と「クォンタムデータ」が選出された。 学生部門のグランプリには、千葉大学大学院の学生による「MamaWeII」が輝いた。
審査委員長の千葉大学名誉教授・鷹野敏明さんは「(リンクメッドは)アイデア、創造性、製造技術、飛躍できるビジネスプランと感じた。社会的ニーズがあるからこそ、優位性を保ちながら進めていただきたい」と話す。