![イワン・ビリービン「サルタン王物語」挿絵 1905年初版 国立国会図書館国際子ども図書館蔵](https://images.keizai.biz/chiba_keizai/headline/1643034603_photo.jpg)
企画展「ジャポニスム-世界を魅了した浮世絵」が現在、千葉市美術館(千葉市中央区中央3)で開催されている。
ルイーズ・アべマ「日本庭園のサラ・ベナール」1885年頃ジマーリ美術館蔵
同展は、浮世絵とジャポニスムの作品約220点を展示する。「ジャポニスム」とは、19世紀後半から20世紀初めにかけて西洋に渡った多くの日本の美術工芸品から作品の日本の美意識などを芸術に取り込もうという動き。ヨーロッパや北米、ロシアに広がった。葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)神奈川沖浪裏」や日本庭園を描いたフランスのルイーズ・アベマ、北斎の「大浪」に影響を受けた作品を発表したイタリアのイワン・ビリービンなどジャポニスムと作家の作品を通して、構図や視点、色などのテーマから、浮世絵の魅力や特徴を探る。木版画を中心としたロシアのジャポニスム作品も展示する。
開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。2月7日休館。観覧料は、一般=1,500円、大学生=800円、小・中・高校生無料。金曜・土曜の18時以降は観覧料半額。3月6日まで。