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千葉市民ギャラリー・いなげなど市内各地で写真芸術展 12人のアーティストが市内で撮影

横湯久美さんの作品(旧神谷伝兵衛稲毛別荘2階)

横湯久美さんの作品(旧神谷伝兵衛稲毛別荘2階)

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 千葉市民ギャラリー・いなげ(千葉市稲毛区稲毛)など市内各地で、8月21日から写真芸術展「CHIBA FOTO」が開催されている。

展示の様子(旧神谷伝兵衛稲毛別荘2階)(関連画像)

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 千葉市で初めて行われる芸術祭「千の葉の芸術祭」の一環として開かれる写真展。12人のアーティストが千葉市内の建造物や、日々行き交う場所を舞台に制作した作品が、千葉市美術館、そごう千葉店、千葉公園など、市内各地で展示される。

 同ギャラリーでは、2人のアーティストが写真作品を展示するほか、「海の記憶を伝える稲毛アーカイブ展」を同時開催する。

 旧神谷伝兵衛稲毛別荘(同ギャラリー内施設)2階では、横湯久美さんの「時間 家の中で 家の外で」を展示する。祖母の死から始まる悲しみに向き合う中で生まれた「からっぽを着る」「真冬のお盆 6年目」などの作品が並ぶ。

 同別荘1階・地下1階では、金川晋吾さんの「他人の記録」を展示する。同ギャラリーによると、同別荘の過去を探る中で出会ったシズさんという女性の写真と日記をきっかけに、歴史書には残ることはない複数の「わたし」の存在を描き出しているという。1階ではシズさんの記録を展示、地下空間では、今を生きる人々のポートレート作品と過去の日記を読み上げる声を音のインスタレーションで表現する。

 同ギャラリー2階では、「海の記憶を伝える稲毛アーカイブ展」が開かれる。かつて海辺の小さな村だった稲毛が、海と共に大きく変化を遂げてきた歴史を、写真を中心としたさまざまな資料と地域住民の記憶を通して伝えるという。関連企画として、「音声ガイドで巡る『いなげ八景』~海辺の記憶をたどる~」を開催する。

 千葉市民ギャラリー・いなげの開館時間は9時~17時15分(入館は17時まで)。入館無料。月曜休館。9月12日まで。「音声ガイドで巡る『いなげ八景』」の参加には、音声配信サービス「Podcast」を聞くことができる通信機器(スマートフォン、タブレットなど)が必要。

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