企画展「大・タイガー立石展 POP-ART の魔術師」が現在、千葉市美術館(千葉市中央区中央)で開催されている。
絵画、漫画、絵本、立体、イラストレーションとさまざまな領域を横断し、独創的な世界を展開した立石紘一。漫画や絵本を「タイガー立石」、90年以降の絵画や彫刻を「立石大河亞」の名前で発表した。本展は今年生誕80年を迎える節目として、17歳の頃の作品から56歳で亡くなった遺作まで約200点を展示する。
1965(昭和40)年ごろから漫画も描きはじめ、連載漫画「コンニャロ商会」では当時の子どもたちが口にしていた「ニャロメ」という造語を生み出した。その後、イタリアのミラノで活動を続け、漫画のコマ割りをそのまま描く独自の「コマ割り絵画」が誕生。1985(昭和60)年からは千葉県夷隅郡夷隅町(現いすみ市)を居を移し活動していた。
関連イベントとして、6月19日は「美術館でポーズを決めて、ドット絵風な必殺技バッジをつくろう!」(当日先着順)を行う。オンラインワークショップとして「おうちでポーズを決めて、ドット絵風なデジタル必殺技カードにしよう!」を公開。5月1日から同館ホームページで受け付ける。
開催時間は10時~18時(5月6日・24日、6月7日休み。)。入場料は、一般=1,200円、大学生=700円、小・中・高校生無料。7月4日まで。