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千葉市美術館で「田中一村展」 亜熱帯の花鳥や風土を描いた作品一堂に

「椿図屏風」千葉市美術館蔵 ©2021 Hiroshi Niiyama

「椿図屏風」千葉市美術館蔵 ©2021 Hiroshi Niiyama

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 千葉市美術館(千葉市中央区中央)で現在、「田中一村展 千葉市美術館収蔵全作品」が開かれている。

「仁戸名蒼天」個人蔵(千葉市美術館寄託) ©2021 Hiroshi Niiyama

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 生前に作品を公表する機会もなく無名で没した日本画家、田中一村の作品130点を紹介する同展。同館の拡張リニューアルオープン、開館25周年、千葉市制100周年を記念して行われている。

 2010(平成22)年に同館で開催した展示会「田中一村 新たなる全貌」以後に収蔵された作品に、一村の母方の親類で、最大の支援者だった川村家から寄贈された作品を加えた全収蔵作品を初めて一堂に展示する。一村は、千葉市に20年間住んだ後50代で奄美大島に移住、亜熱帯の花鳥や風土を題材に描いた。没後、全国に知られるようになり「日本のゴーギャン」、「異端の画家」と呼ばれた。

 開館時間は10~18時。観覧料は、一般=600円、大学生=400円、小・中・高校生無料。2月28日まで。

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