千葉市が10月21日、「千葉国際芸術祭2025」の概要を明らかにした。
千葉市の魅力を国内外に広く発信し、文化芸術による交流を生み出すことで、文化芸術にあふれた創造性豊かな街を目指す同イベント。「人づくり」「まちづくり」「未来づくり」への寄与を目指し、市民参加型企画を主体に展開する。
実行委員長を務める神谷俊一市長は「子どもから大人まで幅広く文化芸術活動の参加機会をつくるため3年ごとに開催する。さまざまなアートで発揮された創造性で人との新しいつながりが生まれ、まちの魅力向上につながれば」と話す。
市はこの日、「ち」と書かれたロゴマークも公開した。キャッチコピーは「ちから、ひらく。」。総合ディレクターを務めるアーティストで東京藝術大学副学長の中村政人さんは「『ち』は千葉、知識、力、地域、知るなど何重にも意味を込めた。作品を見て鑑賞するだけではなく、一歩踏み込んで体験していただく、自分のこととして考える感じられるプログラムを展開していく」と意気込む。
本会期は2025年4月からを予定する。本開催までのプレ期間は、遊ばなくなったおもちゃを持ち寄り、交換やアート作品を作る「かえっこバザール in 花見川団地」、小学生対象のアーティストが事前に用意したさまざまなパーツで建築模型を作る「わたしの千葉市!テーマパークの模型を作ろう」、美術・音楽・パフォーマンスなどのジャンルを問わず、教員の作品を広く公募して展示する展覧会「先生たちのアートアンデパンダン展」などを展開していく。