「ちばフェアトレードクリスマスマルシェ」が12月17日、JR海浜幕張駅の南口広場で行われる。
フェアトレードは、原料や製品を適正な価格で継続購入し、生産者や労働者の生活改善・自立を目指す貿易の仕組み。フェアトレード商品を購入・消費することは「エシカル消費」(倫理的・人道的な消費)のひとつ。世界の目標である「持続可能性な開発目標(SDGs)」の達成にも貢献するとして、千葉市が普及・啓発に取り組んでいる。
マルシェは、同広場で現在行われているイルミネーションイベント「マクハリイルミ23/24」に合わせて企画した。バングラデシュ、インドネシア、キルギス、ブルキナファソ、フィリピン、ヨルダンなどの国際産直、地産地消、福祉の3分野のフェアトレード商品として、クラフト雑貨やスイーツ、調味料、コーヒーなどを販売する。
当日は、砂から海洋プラスチックごみを取り出す「ビーチクリーン体験」やぬり絵のワークショップのほか音楽ライブの開催や、各団体の活動内容やものづくりのストーリー紹介なども予定する。
「市内外から大勢が訪れるマクハリイルミの会場での開催は、広くフェアトレードを知ってもらう機会になると考えた」と千葉市総務局市長公室国際交流課の寺井隆さん。「愛する人とプレゼントを贈り合うクリスマスに、プレゼントを作っている生産者やその家族にも思いをはせてもらいたい。世界中の人とのつながりや人への思いやりを感じてほしい」と話す。
開催時間は11時~16時。