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千葉・そごう千葉店で「千」フェア ヘビーメタルを聞かせて育てた小松菜も

店頭に並ぶ「メタル小松菜」

店頭に並ぶ「メタル小松菜」

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 そごう千葉店(千葉市中央区新町)地下1階食品売り場で現在、「千葉市食のブランド『千(せん)』フェア」が行われている。

「メタル小松菜」の紹介

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 千葉市は2020年度、市内の食関連産業を活性化させるため、食のブランド戦略を立ち上げ、ブランド「千」と認定制度を立ち上げた。ブランドのコンセプトに合致し、要件を満たす市内産品を「千」として認定する。

 市と同店が連携して、ブランド認定のニンジンと小松菜、それぞれの加工食品を期間限定で販売するフェアを開催する。

 小松菜は、ベジフルファーム(富里市)の千葉市内の農場で生産された「メタル小松菜」。同ファームによると、小松菜は肥料が多すぎると硝酸イオン濃度が上がり苦くなるため、濃度を重視し頻繁な土壌診断を行っているという。

 この小松菜は、同社取締役の長山衛さんが作詞作曲したヘビーメタル社歌「小松菜伐採」を小型スピーカーで流しながら育てたものでもある。きっかけは、パンをおいしくするためにクラシック音楽を「聞かせている」ことを紹介したテレビ番組。「それなら小松菜にメタルを聞かせたら鉄分が増えたりしないだろうかと考え、社歌を作って小松菜に捧げた」と長山さん。

 鉄分量に変化はなかったという。「でもこれは、農業の未来を明るくしていこうという模索の一つ。取り組みが注目されて認定品に選ばれたり、さまざまな企業とのコラボレーションが生まれたり、魅力的な人材を確保できたりした」と話す。

 期間中、ベジフルファームの小松菜、笑顔のさと染谷ファーム(緑区)のニンジンを販売する。小松菜を使った「小松菜のキッシュ」(864円、シェ・ケン)、「メタル小松菜餃子(ギョーザ)」(551円、好餃子)、ニンジンを使った「キャロットマフィン」(324円、ドンク)、「にんじんの寄せ揚げ」(216円、銀座天一)を各店舗でそれぞれ数量限定販売する。

 開催時間は10時~20時。今月26日まで。

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