千葉県発祥のナシ品種「秋満月(あきみつき)」が10月14日から、そごう千葉店(千葉市中央区新町)で販売される。
梨工房みのり園(山武郡横芝光町)の實川勝之さん(写真提供=そごう千葉店)
秋満月は、全国トップのナシ生産地である千葉県が12年をかけて開発した品種。果実の大きさ、果肉の柔らかさ、糖度の高さ、果汁量の多さなどが特徴とされる。品種名は2019年に一般公募で決定。「収穫の秋に、満月のように大きく実ったナシ」のイメージで名付けられた。
そごう千葉店の担当者によると、秋満月はこれまで、収穫量が少ないため各農園の直売所でのみ販売されてきたが、名前と味を普及させることを目的に今回、集客が多く交通の利便性の高い同店で販売することになったという。
「梨工房 城山みのり園」(山武郡横芝光町)園主の實川(じつかわ)勝之さんは「今シーズンは天気の良い日が多く、太陽の光をたくさん浴びたため、例年より甘さがある。直売所には『1年間待っていた』と何度も来店する人もいる。当園でも供給量が追いつかず『並ばないと買えない品種』の一つ」と話す。
販売は14日13時から地下1階食品売り場で行う。価格は1玉=1,026円。販売数は70個。