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千葉県立美術館で房総の海巡るインスタレーション作品展示 所蔵作品40点も

作品について解説するクワクボリョウタさん

作品について解説するクワクボリョウタさん

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 「房総の海をめぐる光と影とアート展」が現在、千葉県立美術館(千葉市中央区中央港1)で行われている。

千葉県美術館所蔵の絵画作品展示

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 千葉県誕生150周年を記念して行う同展。現代美術家のクワクボリョウタさんが、館山、銚子、富浦など千葉県内の海を巡って制作した光と影によるインスタレーション作品を紹介する。会場ではこのほか、房総の海など県内の景観地を題材に描いた「稲毛の夕焼け」(ジョルジュ・ビゴー)、「鋸山から見た房総半島」(椿貞雄)など同館所蔵作品約40点の展示も行う。

 展示では、クワクボさんが千葉県のマスコットキャラクターのチーバくんとともに、地理、自然、文化などの側面から千葉市を取材する演出を加えた。チバニアン、伊能忠敬、菜の花、落花生などのキーワードを基に習作(練習のための作品)を作り、展示する。

 7月19日に行われたオープニングセレモニーでは、クワクボさん、熊谷俊人千葉県知事、貝塚健同美術館館長が対談を行った。

 クワクボさんは「千葉県のPRという難しい役割をいただき、美術の文脈とPRをどう関連づけるか考えた。私たちにはよく知っているつもりのことも調べてみたら全然知らなかったということがよくあるが、ご当地ネタの『あるある』からもう一歩踏み込んで詳しく知る機会をつくりたい」と話した。

 貝塚館長は「『海洋県千葉』として千葉の海を魅力的に表現する課題を、クワクボさんに引き受けていただいた。展示は、100年も前から絵画のテーマになってきた千葉の海と、できたばかりのクワクボさんの作品で表現された千葉の海で構成した。両者はまったく違うものではなくどこかでつながっている」と話す。

 対談前に展覧会を鑑賞したという熊谷知事は「美術館には自分の考えや表現の限界を知り新しい世界が広げてくれる力を期待している。クワクボさんの作品にもその魅力がある。来場者には今回の展示をきっかけに千葉の海について考えてもらえたら。鑑賞後の議論につながるような期待以上の展覧会になった」と話した。

 期間中、関連イベントとして、クワクボさんのアーティストトーク、館長のギャラリートーク、展覧会コンサートなども行う予定。

 開館時間は9時~16時30分(金曜・土曜・祝日は19時30分まで)。入館料は、大人=500円、高校・大学生=250円、中学生以下無料。9月18日まで。

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