千葉市や千葉大学(稲毛区弥生町)、ZOZO(稲毛区緑町)など産官学の13者が12月20日、市内の小中高生向けに起業家精神教育を行う共同事業を行うと発表した。
「ちばアントレプレナーシップ教育コンソーシアム Seedlings of Chiba(シードリングス オブ チバ)」という名称で、3つの事業を展開する。小中高校生対象の「アントレプレナーシップ教育事業」を筆頭に、大学生、保護者、企業を対象とした「普及啓発事業」、コンソーシアム会員対象の「会員交流事業」で、子どもだけでなく大人や企業も積極的に活動に参加できるようにする。
2022年2月には一般参加可能のシンポジウムを予定し、同年の夏ごろまでに参加企業と大学生らが小中学生向けの出前授業を行う。
ZOZO本社で開かれた設立式典では、同団体の会長を務める神谷俊一千葉市長が「産官学、素晴らしいメンバーが集まった。社会に何が必要かを自ら考えられる子どもたちを育てていきたい。アントレプレナー=千葉と認識してもらえるような活動を目指す」と意気込んだ。
ZOZOの梅澤孝之ディレクターは「本社屋は、私たちの楽しく働く姿を地域住民に見てほしいという思いから、ガラス張りのデザインとなっている。次世代を担う子どもたちへ、当社が大切にしてきた価値観についても伝えていければ」と話した。