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千葉市美術館の入場者が350万人突破 開館29年目で達成

(左から)350万人目の来館者となった川島さん、神谷市長と山梨館長

(左から)350万人目の来館者となった川島さん、神谷市長と山梨館長

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 千葉市美術館(千葉市中央区中央3)の展覧会の入場者が7月28日、350万人を突破した。

千葉市美術館外観

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 1995(平成7)年11月に中央区役所との複合施設として開館。館内には、1927(昭和2)年に建てられた歴史的建造物旧川崎銀行千葉支店の一部を建物ごと保存した「さや堂ホール」を併設している。2020年7月には区役所が移転したフロアを改装し、展示室や図書室、子どもアトリエを新設し、リニューアルオープンしている。

 350万人目の来館者は稲毛区在住の自営業、川島一男さん。母親と2人で同館を訪れた。川島さんは「建物が立派で以前から気になっていたので母親と涼しい所を散歩しようと初めて来た。これを機会にこれからは度々訪れたいと思う」と話す。

 この日開かれたセレモニーでは、神谷俊一千葉市長と山梨絵美子館長から、年間パスポートなどの記念品が送られ、今月誕生日を迎える川島さんは「思わぬ誕生日プレゼントになった」と笑顔を見せた。神谷市長は「優れた所蔵品、学識と企画力のある職員のおかげで年間を通して企画展を開催している。29年間の活動が評価されて350万人の入場者を迎えることができた。文化の拠点、創作活動や学びの場としてさらに魅力ある美術館にしていく」とあいさつした。

 同館では現在、企画展「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師 摘水軒コレクションを中心に」が開催されている。

 開館時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。企画展観覧料は、一般=1,400円、大学生=800円(いずれも金曜・土曜の18時以降は半額)、高校生以下無料。

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