2023年度「千葉市都市文化賞」の受賞作品が1月23日、発表された。
地域の特性を生かした魅力ある景観形成と都市文化の向上に向けて、都市を彩る街並み、広告物、地域やまちづくりの活動などを部門ごとに表彰する制度。千葉市都市局都市政策課によると、景観まちづくり部門9件と景観広告部門19件、建築文化部門20件の応募があった。
グランプリには築35年のビジネスホテルを改修した商業施設「the RECORDS(ザレコーズ)」(千葉市中央区弁天3)が選ばれた。「景観まちづくり部門」優秀賞にファッション通販会社ZOZO(ゾゾ)のオフィス「ZOZOSTUDIO(ゾゾスタジオ)」(稲毛区緑町1)と、千葉公園総合体育館「YohaS(よはす)アリーナ~本能に、感動を。~」および競輪場「TIPSTAR DOME CHIBA(チップスタードームチバ)」(中央区弁天4)、「景観広告部門」優秀賞に住宅事業を営む「スタジオ・チッタ」(中央区末広1)の本社屋、「建築文化部門」優秀賞にJR京葉線の新駅として昨年3月に開業した「幕張豊砂駅」(美浜区浜田2)と整形外科「鍋島整形外科新棟」(中央区松波4)が、それぞれ選ばれた。
「これからに期待したいと思われる作品」として昨年設置されたC-HOPE(シーホープ)賞には、活用されていなかった公園予定地を市民団体が10年にわたって整備・維持管理してきた「手づくり公園まさごの会」が選ばれた。
2月10日、「千葉市都市文化賞フォーラム2023」として、生涯学習センター(中央区弁天3)で表彰式と受賞者代表によるプレゼンテーションおよびパネルディスカッションを予定している。