署名済の協定書を掲げる藤田浩幸取締役常務執行役員(左)、西田三十五佐倉市長(中央)、伊東靖記専務取締役(右)
千葉県佐倉市(市長:西田三十五)は、保育園向け紙おむつの定額サービス「おむつん」を企画・運営する有限会社いとう教材社(代表取締役:伊藤 淨堯)及び大王製紙株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:若林 ?房)とともに市内保育施設を活用し防災強化を目指す取組として、自治体と紙おむつの定額サービス事業者に加え、紙おむつのメーカーが参画する全国初の取組となる「保育施設等における紙おむつ等の定額サービスおよび災害時支援に関する三者協定」を2025年5月7日(水)に締結しました。
◆佐倉市長 西田三十五コメント
有限会社いとう教材社及び大王製紙株式会社様と「保育施設等における紙おむつ等の定額サービス及び災害時支援に関する三者協定」を締結いたしましたことを、心から嬉しく思っております。
令和6年1月1日に発生しました、令和6年能登半島地震では、最大震度7を観測し、石川県内で甚大な被害をもたらしました。さらに、台風10号や令和6年奥能登豪雨も発生し、多くの方が避難所生活を強いられました。
佐倉市といたしましても、今後30年以内に発生が想定される首都直下型地震や近年、激甚化、頻発化する豪雨災害への対策を喫緊の課題と捉え、様々な災害対策を進めているところでございます。
今回締結した協定は佐倉市内において地震、風水害その他の災害が発生した際に、佐倉市から有限会社いとう教材社様へ紙おむつ等の提供要請を行い、保育施設等に備蓄している紙おむつ等を佐倉市に無償で支援いただくものであります。今回の三者協定では、大王製紙株式会社様にも参画していただき、紙おむつの定額サービスや災害備蓄用に対して安定的に紙おむつ等をご提供いただくことになっております。また、災害備蓄用の紙おむつ等は1年を経過する前にサブスク実施用に切替えることにより、紙おむつ等を廃棄することが無くSDGsに沿った災害備蓄体制も構築可能となります。
この支援により、災害時の地域防災力向上だけでなく日頃の紙おむつ等の定額サービスによる保育環境支援が可能となり、佐倉市としても大変ありがたく、そしてまた、大変心強く大いに期待しているところでございます。
今後も、有限会社いとう教材社及び大王製紙株式会社様との連携をさらに強化させていただき、有事の際には、被災された方の不安が少しでも解消されますように、ご支援とご協力を賜りながら災害時支援を進めてまいります。
◆協定の概要
1.協定の目的
佐倉市、有限会社いとう教材社及び大王製紙株式会社が市内保育施設等における紙おむつ定額サービスと災害時における協力体制を構築し、保育環境支援及び地域の防災力向上に寄与すること。
2.協定の内容
1.保育施設等における紙おむつの定額サービス
2.災害時用備蓄おむつの安定的提供
3.自治体と紙おむつの定額サービス事業者に加え、紙おむつのメーカーが参画する全国初の取組み
3.協定期間
2026年3月31日まで
ただし、期間満了日の3月前までに特段の申出がない場合は1年間更新
佐倉市代表挨拶を述べる西田三十五佐倉市長(中央)、藤田浩幸取締役常務執行役員(左)、伊東靖記専務取締役(右)
前列:藤田浩幸取締役常務執行役員(左)、西田三十五佐倉市長(中央)、伊東靖記専務取締役(右) 後列:サブスク及び災害時備蓄用紙おむつ等を持っている関係者各位
◆お問い合わせ
佐倉市役所 こども保育課
住所:千葉県佐倉市海隣寺町97番地
TEL:043-484-6245
Mail:kodomo-facility@city.sakura.lg.jp