一般社団法人日本昔ばなし協会と日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」は、2025年1月16日(木)、千葉県千葉市にて千葉市を舞台に制作したアニメ「寒川神社と獅子頭」の上映会とフィールドワークを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
<寒川神社と獅子頭>
千葉県千葉市の海ノ民話アニメーション「寒川神社と獅子頭」や千葉市にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。
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https://uminominwa.jp/animation/74/
海ノ民話アニメーション「寒川神社と獅子頭」のYouTube
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https://www.youtube.com/watch?v=CiEBrsoq5-Y
当日レポート(上映会)
寒い中、寒川小学校と新宿小学校併せて200名を超える子供たちがアニメーションを視聴しました。
今回の上映会において最も伝えたかったポイントは「アニメーション上映・アフレコ体験を通じてアニメーションの理解を深め、児童のみなさんが何気なく生活している場所も昔は海であり、長い時間を経て現在の形になっている」という点です。地域の海にまつわる昔話を通じて、生徒たちの故郷への愛情・海への想いが醸成できた上映会になりました。
参加した両校の児童たちは、上映会を熱心に視聴した後、アフレコ体験をおこないました。
4~5人のグループに分かれて15分ほど練習した後、挙手制で前に出て発表しました。両校ともほぼ全てのグループが挙手をし、積極的に取り組む様子が見受けられました。
当日レポート(フィールドワーク)
フィールドワークは寒川小学校のみ実施しました。寒川神社は寒川小学校から数十メートルのところにあり、スタッフ監視のもと、徒歩で移動をしました。移動した後、千葉市海祭り協議会 会長である鈴木さんの案内で寒川神社と獅子頭にまつわる文化や歴史について学びました。
フィールドワークで特にこだわった点は「アニメーションの舞台である寒川神社に行くだけでなく、その当時の歴史や文化にもついても学んでもらう」という点です。昔の漁師が大漁祝いの引き出物として作った「万祝」を用意し、先生に着てもらうなど当時の人々の暮らしについても説明をしました。
また、実際に舞台となった寒川神社の本殿にも入ることができ、参加した子供たちは楽しみながらフィールドワークを行いました。
参加者の声
「寒川に海にまつわる昔話があるとは知らなかった、もっと身近なことについて勉強したいと思った」(小3女子)
「迫力のあるアニメでとてもおもしろかった、獅子頭がかっこよかった」(小3男子)
「アフレコ体験が楽しかった。フィールドワークも探検みたいでワクワクした。」(小3男子)
<イベント概要>
<団体概要>
団体名称:一般社団法人日本昔ばなし協会
URL:https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
海ノ民話のまちプロジェクト
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として実施するもので、「海との関わり」と「地域の学び」を、子どもたちに伝え語り継ぐことを目的としたプロジェクト。
日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた「思い」「警鐘」「教訓」を、親しみやすいアニメーションにして、次の世代を担う子どもたちへ、そして、さらに未来へと語り継いでいきます。
公式サ イト https://uminominwa.jp/
公式Youtube https://www.youtube.com/channel/UCi0_5K6G1yYKYgBL9AFjeGQ
X(旧Twitter)https://twitter.com/uminominwa
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/