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千葉・市民団体発行の冊子「埋立地三部作」完結へ 最終章に向けて寄稿者募集

「月刊埋立地」と「週刊埋立地」

「月刊埋立地」と「週刊埋立地」

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 千葉市の臨海部を中心に地域活性化に取り組む市民団体「ちば文化センター」が、広報誌「終刊埋立地」の発行に向け準備を進めている。

高洲第一ショッピングセンター昭和期イラストマップ(「週刊埋立地」)

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 同団体は千葉市100周年を記念し、市の埋め立て地(美浜区全域、中央区の一部)の歴史と文化を扱う冊子「月刊埋立地」を2021年、「週刊埋立地」を2022年にそれぞれ発行した。

 両誌には、有志のライターによる「埋立地1979」「匿名未来都市チバ ~あったかもしれないチバの、あったかもしれない物語~」「海浜ニュータウンの未来と現在」「埋立地の団地に暮らす」「少し未来の妄想図録 海浜幕張編」など埋め立て地に関する考察や思い出などを書いた文章が収められている。高州第一ショッピングセンター、高浜ショッピングセンター、稲浜ショップなど埋め立て地の商業施設の変遷なども掲載。ちば文化センターのウェブサイトで販売している。価格は各1,000円。

 今回、「埋立地三部作」の最終章として「終刊埋立地」の発行を予定。発行人の神作光孝さんは既刊の2冊について「月刊誌、週刊誌と名乗るからには、アカデミックからサブカルチャーまでいろいろな内容が集まった冊子にしたいと考えた」と話す。

 現在、寄稿者を募っている。志望動機と書きたい内容をちば文化センターにメールで送付する。7月31日まで。神作さんは「『終刊埋立地』の発行後、この3部作が千葉市の埋め立て地が進むべき方向を考える上で一石を投じる存在になったらと思っている。埋め立て地を舞台にした短編小説やエッセーなどを寄稿してもらえたら」と呼びかける。

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