亥鼻(いのはな)公園(千葉市中央区亥鼻1)の甘味処(どころ)「いのはな亭」が6月1日、「千葉常胤(ちばつねたね) 月星紋(つきほしもん)シフォンケーキ」を発売する。
千葉都市モノレール沿線エリア活性化につながる商品・サービスの創出に向けた取り組みの一環。千葉開府900年(2026年)を控え、市の礎を築いた一族「千葉氏(ちばうじ)」周知のため企画した。
平安時代、千葉氏が現在の中央区亥鼻付近に本拠地を移し、千葉市の都市としての歴史が始まったといわれている。三日月と星から成る千葉氏の家紋「月星紋」をデザイン、千葉県産落花生のペーストを生地に練り込んだ。
いのはな亭施設長の松島学さんは「千葉氏中興の祖・常胤にちなんだお菓子を開発しようと考えた。いのはな亭ではこれまで、団子・あんみつなどの和菓子やうどんといった日本食を提供してきたが、シフォンケーキは趣向を変えた初の試み」と話す。「モノレール終点の県庁前駅最寄りのいのはな亭からの発信で、千葉氏への関心を高めていけたら」とも。
9個入り(864円)と15個入り(1,404円)の2種類。いのはな亭と千葉ポートタワーでは5月22日から先行販売している。