千葉市役所(千葉市中央区千葉港)が現在、「新庁舎市民見学会」の参加者を募集している。
東日本大震災をきっかけに防災拠点としての弱点を補うため建て替えを決定した同庁舎。2020年6月の着工から2年半の工事期間を経て、1月末に完成を予定する。市では、2月18日の竣工(しゅんこう)式に合わせ、市長室、危機管理センター、屋上庭園、本会議場、レストランなどを見学する市民見学会を企画した。
新庁舎は防災拠点として、基礎免震構造の採用、バックアップ機能を備えるなど非常時の業務継続性を確保する。自然災害をはじめとしたあらゆる危機に対応できるよう危機管理センターも備える。
敷地内は多様な来庁者へ配慮したユニバーサルデザインを採用。入り口までの屋外動線は段差をなくし、建物内の通路は通行しやすい幅を確保した。オストメイト対応設備と大型ベッドのある多機能トイレ、車いすでも入ることができる広い個室を全フロアに用意する。外装の断熱性能、地中熱利用などによる省エネや、太陽光発電など環境に配慮した機能も備える。
見学会開催日は2月18日・19日。定員は計500人(応募者多数の場合は抽選)。申込締め切りは1月20日。インターネットで受け付ける。