千葉県文書館(千葉市中央区中央)1階展示室で現在、企画展「千葉県と博覧会」が開催されている。
同展では、明治初期に大久保利通が進めた近代化政策の一つである国家事業の博覧会の開催が産業発展に大きな影響を与えた歴史を踏まえ、同事業に関わった人々の史料を紹介、今日に至る千葉県発展の歩みを、当時の県内の動きと文書類から探る。
同館は、県の公文書や県の歴史を跡付ける古文書、行政資料(刊行物など)を収集・整理・保存し、資料(史料)は、郷土である千葉県に対する理解を深め、千葉県に関するさまざまな情報を得るために公開している。
常設展は、「残された史料の語る世界」「県行政の生き証人としての公文書」「千葉県の歴史を記す」と題して、残された文書が史料として当時の房総の姿をどのように伝えているかを紹介するほか、千葉県が行ってきた県史編さん事業を振り返る展示となっている。
開館時間は9時~17時。日曜休館。入場無料。8月30日まで。