企画展「STORIES - 永遠の人物画展」が現在、ホキ美術館(千葉市緑区あすみが丘東)で開かれている。
河野桂一郎 「Annabell」(2018年、ホキ美術館所蔵)
同館で最も収蔵数の多い「人物画」をテーマに、約70点の人物画を紹介する。作家によりモデルの選び方、とらえ方、テーマ、描き方、表現方法が異なり、それぞれ高度な技術で描かれた作品を展示する。
出品数が多いのは「日差し」などの作品を描く、女性像と肌の表現に定評がある島村信之さん。新作「INJECTION DEVICEの使用」を初展示する石黒賢一郎さんは、理想化せずにアニメのモチーフを生かして細密に描くことが特徴。若手作家では、第 2 回ホキ美術館大賞で特別賞を受賞した三重野慶さんの「信じてる」、第 1 回ホキ美術館プラチナ大賞を受賞した河野桂一郎さんの作品「Annabell」も展示する。
同館広報担当者は「現代の人気写実作家20数人の作品を紹介する。魅力ある人物画との新たな出合いを楽しんでいただけたら」と話す。
開館時間は10時~17時30分。入館料は、一般=1,830円、高校生・大学生・65歳以上=1,320円、中学生=910円、小学生以下無料。火曜休館。入館は事前予約制、ホームページで受け付ける。11月7日まで。