千葉市民ギャラリー・いなげ(千葉市稲毛区稲毛)で7月5日、「観光地・いなげ展」が始まる。
千葉市立郷土博物館との連携企画。「関東の須磨」といわれた景勝地で、観光地のイメージが強かった稲毛の街や海のかつての様子を伝える展示内容となっている。
同館が所有する千葉市の観光資料の中から、海辺の保養地だった明治~昭和期の稲毛を紹介する。古い写真、鉄道発行の沿線案内、土産用の絵はがき、パンフレットなどの資料を通じて、稲毛海岸の昔を伝える。かつて稲毛にあった旅館「海気館(かいきかん)」の往復絵はがきなど、初公開資料も展示する。
7月9日は、関連イベントとして「稲毛お話会vol6」(10時30分~)を行う。アドバイザーに千葉市民俗調査会代表で元千葉市史編纂委員の西川明さんを招き、稲毛の歴史などを来場者と語り合う。この日集めた情報は、後日、同ギャラリーの情報紙「海気通信」に掲載するという。
開館時間は9時~17時15分。入場無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。7月17日まで。