冬のアート・コレクション「具象彫刻展 具象彫刻の先駆者達」が現在、千葉県立美術館(千葉市中央区中央港)で行われている。
日本の近代彫刻の先駆者で、初代内閣総理大臣の伊藤博文像を手掛けた小倉惣次郎をはじめ、彫刻界に功績を残した高村光太郎の「裸婦座像」、戦後の彫刻界を代表する舟越保武の「婦人像」などの作品26点を展示する同展。具象彫刻とは、人物や身近な動物を題材にした主に立体の美術作品を指す。
期間中、「アート・コレクションプラス 具象彫刻の今 彫刻家宮坂慎司と県美の収蔵作家たち」も開いている。千葉県柏市在住の宮坂慎司さんの作品12点や同県ゆかりの彫刻家の作品を展示する。関連イベントとして3月16日、名古屋芸術大学名誉教授の神辺峰男さんを講師に迎え、芸術文化講演会「具象彫刻の世界」も予定する。
開館時間は9時~16時30分。入館料は、大人=300円、高校・大学生=150円、中学生以下と65歳以上は無料。月曜休館。4月14日まで。