京成稲毛駅前通りせんげん通り(稲毛区稲毛東)を中心に11月19日・20日、「第11回稲毛あかり祭 夜灯(よとぼし)」が行われる。
約9000個の手作り灯籠が、せんげん通りとその周辺の施設に並ぶ。稲毛の幼稚園・保育園や小中学校、老人会ほかさまざまな団体が作った灯籠で、一つ一つ絵が描かれている。埋め立てられる以前の稲毛で、新月の夜にカンテラの灯りで潮だまりの魚を捕る「夜灯漁」が行われていたことに由来し、その光景を街に再現し、街を照らし、人を照らし、暮らす人々のつながりを大切に育てていく祭りだという。
会場は、稲毛公園、稲毛浅間神社、千葉市民ギャラリー・いなげ、千葉市ゆかりの家いなげ、稲毛公民館ほか。地元商店の屋台の出店や、手作り作家の作品を販売するほか、ステージでは、地域で活動する団体や学校が、歌やバンド演奏、ダンスや踊りなど日頃の成果を発表する。地元の子どもが考案した灯籠の炎から生まれた「灯籠の妖精」という、ご当地ゆるキャラ「夜灯姉さん」「夜灯マン」も登場しイベントを盛り上げる。
プレイベントとして12日16時30分から、稲毛小学校隣の薬王山千蔵院で「夜灯声明コンサート&ジャズナイト」も予定。仏教音楽の一つ「聲明(しょうみょう)」が奏でられる。
開催時間は、前夜祭19日= 16時30分~20時、本祭20日=13時~20時。